おにいたんの惰性日記

おにいたん(@bunkacyou1)のクソブログ。

映画を撮るか、死ぬか。

※この記事は「劇場版映画大好きポンポさん」のネタバレを含みます

 


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どうも、おにいたんです。広大な駐車場をバックに失礼します。

 

突然ですが、皆さんは最近映画館で映画を見ましたか?

 

昨年から世界的パンデミックを引き起こしているコロナウィルスの影響もあり、ここしばらくは映画を見に行けない…なんてこともありました。

 

まだ現在になってもコロナウィルスは収束していませんが、映画館側の企業努力でアルコール消毒の徹底、空調システムの強化、上映中のマスク等でおかげで以前までと同じ…とはいきませんがまた映画館で映画を見られるようになりました。

 

そんな中で私も前々から見に行きたいと思っていた作品が遂に公開!っということで早速見に行きました次第です。



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おにいたん…現在無職の気持ち悪いオタク。

好きな映画 

  • セッション(2014年)
  • ターミナル(2004年)
  • きっと、うまくいく(2009年)


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Tシャツの"圧"が凄くない?

 

公開!しかし…

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映画大好きポンポさん/杉谷庄吾人間プラモ

 

私が以前からとても見に行きたかった作品。

 

架空の映画の都・ニャリウッドで映画以外に何もないアシスタントの青年ジーンが凄腕映画プロデューサーのポンポさんの脚本を渡され突然監督として映画を撮る事に。ジーンは、はたして名作を撮ることができるのか!?

 

だいたいのおおまかのストーリーです。私はこの作品にとても心が掴まれてしまい、単行本は何度も読み直し、登場人物達の好きな映画を実際見るくらいには好きな作品です。

 

当初は2020年公開予定だった本作品はコロナウィルスの影響もあり2021年3月19日に公開予定となり、そこからコロナウィルスが感染拡大で2021年6月4日にようやく公開になりました。

 

いや…とても待ち遠しかった!単行本1巻の帯でアニメ化企画進行中!!や映画大好きフランちゃんの帯にアニメ映画絶賛制作中!!を見た時から凄く待ち遠しかったです。

 

さっそく公式HPで最寄りの映画館を調べて見に行きましょう!!

 


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おにいたん「さよなら…」

 

上映拡大!!

私が諦めて隣の群馬県の伊勢崎市の劇場まで車で行こうかと計画を練っていると公式様から嬉しい知らせが。

 

おにいたん「キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!」

 

嬉しすぎて2000年代のインターネットになっちゃった…

 

公開からSNS等でジワリジワリと評判が上がって、遂には上映拡大。

 

このコロナ渦の中で本当に良く拡大してくれました…!

 

これによって私の住む長野県でもポンポさんを見に行けるようになりました!

 

おっしゃ!こりゃ早速見に行くしかねぇな!!(最初の写真に戻る)


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映画館に着いて映画大好きポンポさんのポスター貼ってあって本当に長野で上映してる…!って感動ですよ…

 

視聴後

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おにいたん「良かった…」

 

日帰り温泉施設から失礼します。良かった…いや温泉もそうですが映画大好きポンポさんのデキがですよ!

 

ファンとして凄く満足の出来る作品で、胸が暖かくなりました…中でも個人的に凄く良かった点を何点か言っていきます。

 

ナタリーがめちゃくちゃ可愛い

 

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本作品のヒロイン的な女の子。原作漫画でも勿論可愛いのですが、"映画を作る"という作品の根幹上映画に対して各キャラクター達の熱い思いを吐露する場面は沢山あるのですが、いわゆる恋愛のようなわかりやすい物はありませんでした。(まぁ、映画大好きポンポさん3巻だとナタリーちゃんがジーン君に対して他ならぬ感情を抱いているのがわかるんですけどね〜!)

 

それがアニメ作品になることで恋愛、とまでは言いませんが主人公であるジーン君と仲良くしてるシーンが多く映画大好きポンポさん3巻を読んだ後だとナタリーがちゃんとヒロインしてる!ってなりマスク越しにニヤニヤしてました。

 

それとやっぱり声と動きがあるってのは一気にキャラクターとしての魅力もグンと上がりますよねぇ…

 

エンドロールの1枚絵でおばあちゃんにニャカデミー新人女優賞のトロフィー見せるシーン良かったよねぇ…


アラン君がいい味


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映画オリジナルキャラクターのアラン君。

 

物語的な立ち位置は主人公のジーン君のハイスクールの同級生。学生時代はカースト上位のイケイケで、ジーン君とは1度縁があり映画の撮影中に再び出会う。

 

このアラン君は学生時代は何でもやればある程度できる子でしたが、就職して銀行員になってから変わります。

 

自分の今までしてきたことは「こなしてきただけだった」と評し、そこから胃薬を愛用して目にクマを作るようになっていきました。

 

そこからエリートである銀行員を辞める寸前まで行くのですが…ジーン君が監督を務めるMEISTERの融資の担当を務める事で、乾坤一擲の大勝負をする事に…

 

その乾坤一擲の大勝負はちょっとファンタジーが強いのですが、クリエイターの狂気の様な物を感じられるシーンはとても熱かったですね!(コンプライアンス問題とか言わないで)

 

単行本には無かった追加シーン

 

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劇場版ポンポさんの何が良いって言われたら単行本にはないオリジナル要素の多さ。

 

人によっては“原作ありアニメは原作通りにやればいい”とおっしゃる意見もありますし、本作品の監督を務める平尾隆之さんは、TVアニメ版GOD EATERの監督の際にオリジナル要素である主人公を上手く扱なく、GOD EATERもビッグタイトルの割にあまり作品として人気がでなく、平尾隆之さんは以降アニメ業界から若干干され気味になります。

 

そんな平尾隆之さんの反逆とも呼べるような本作品はとにかく原作にないシーンがとても多い!

 

1冊の単行本から劇場アニメを作るとなるとボリューム的に新規要素は確かに増えます。

 

その新規要素が1ファンとして上手く本作品を盛り上げる要素になっていると思い、全体を通して“映画を作る”という大前提をより視聴者に対してわかりやすく伝え、映画に対しての解像度を上げているなと思いました。

 

原作でもクリエイターの狂気に飲まれるジーン君は同じなのですが、映画では撮影中のトラブル、スケジュールの調整、資金の融資当様々な障害が襲いより映画という物を作る難しさを感じられとてと良かったですね…

 

その前に上げたナタリーのヒロイン感もアラン君もオリジナル要素だし大変満足。

 

特に良かったオリジナル要素は、1作目のポンポさんではあまり目立った活躍の無かったミスティアが名前を変えてコッソリMEISTERに出演していたシーンです。

 

あんなの見せられたら映画大好きポンポさん2も映画化してLOVEbegetsLOVEで主演を演じるミスティアもめちゃくちゃ見たくなるじゃないかよ!!!

 

私はポンポさんシリーズだと2が1番好きなんよね…

 

後はちょっとだけフランちゃんが見切れていたのも良かったね…

 

曲がいい


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音楽というものは作品を盛り上げるうえで必要不可欠な存在です。

 

本作品のポンポさんも素敵な劇伴曲が多数あり、中でも挿入歌の花譜さんの「例えば」CIELさんの「窓を開けて」がとても良かったです!

 

花譜さんの「例えば」

 

ふんだんに映画大好きポンポさんの素材が使われているPVもいいですね。

 

この曲は作中で1番盛り上げるシーンで使われており、テンポ感の良い曲にドンピシャのタイミングでサビと映像がぶつかってとても興奮しました。

 

CIELさんの「窓を開けて」

 

主題歌であるこの曲はエンドロールで流れ、キャラクター達のその後が描かれているエンドロールもぐっどきますが曲にも良い。

 

まずCIELさん、無名の状態で本作品の主題歌でデビューを果たしました。

 

それってジーン君とナタリーちゃんみたいな感じやん!?

 

とんだシンデレラストーリーって感じで素敵やん…

 

後はこのPVがとても良い…部屋に籠もっていたCIELさんがポンポさんの目に止まってセカイに羽ばたいていく工数のかかっているアニメーションPVです。

 

劇中でもこんな綺麗な笑顔したポンポさん見れないよ!?

 

最後に

長々と気持ち悪いオタクが好きな作品の映画でテンションが上がって長文を書いてしまいましたが私はとても満足しています。

 

だいぶファンのフィルターがかかっちゃっているので肯定的な感想しか出てこなかったわね…

 

それでも人によって好き嫌いはあるので、こんな作品もあるんだねっと思ってもらい、もし気になっているようでしたら是非劇場で。

 

今でこそ映画に関わらず映像作品は配信サービスを使えば手軽に家で楽しめます。

 

しかし、この映画大好きポンポさんは映画を作るアニメーション作品なのでメタ視点的な意味でも劇場で見てこその作品だと思ってます。

 

最後に1つだけこの作品のとても気に入ってるところは「上映時間が90分ってところですね」

 

それでは。